弊社の工場は、工具やホルダー類を工場の真ん中に集めてあります。
どこの機械からもアクセスが良く、工具が集中管理できるという思想から、そうしてます。
いろんなところに工具があると、在庫があるのに追加発注してしまったり、工具をホルダーに組むためにウロウロあるかないといけないので、真ん中に来れば何でもある、ここに無いものは会社自体に無い、という状態にしています。
ただこの思想には弊害も有りまして、工場の真ん中あたりにあらゆるものが集まってくるので、とても狭くなります。
整頓されているけど、狭いです。
かなり上のほうまで階層化して面積を稼いでいますが、狭いです。
ツール台で工具プリセットをしていると、通路が狭くなります。
「うしろ通りますよ〜」と声かけをして通ります。
どうもBT30のツールワゴンがジャマだぞ、ということで社員Oさんがこれをなんとかしようと計画してくれました。
設計して材料手配してマシニングで加工して、今朝から組立て実施してくれてます。
以下のような設計思想のようです。
・設置面積を小さくして階層化することで、狭いところを広くする
・一覧でどこに工具があるか、すぐにわかるようにする
・自立させる設計にすると足が張り出して面積食うので、重量ラックの柱を利用して取り付ける
・ボーリング工具やコレットなども、いろんな種類の工具が保管できるようにする
・あとから特殊なコレットとかが増えても、横にオプションが付けられるインターフェイスがある
・掃除がしやすいように、床からちょっと浮いてる
すごいな、、、うん、すごいな。
作ったものもすごいけど、社員さんがすごい。
販売するとしたら、価格は15万円くらいだそうです。
市販品より安くて高機能!
ステキに運用してます。
とても広くなりました。
大きなものをクレーンで運ぶときに神ワザボタン操作が必要無くなりますね。
http://sigosenrider.blog.so-net.ne.jp/2015-08-02
いい動きしてくれるので、ほんとうに助かります。