すぐ近所の溶接板金レーザー屋さんとコラボして医療器具を造りました。
なんと写真撮影および、ブログでの公開を許可していただたので掲載します。
背骨が曲がる病気、側わん症という病気の手術後にギプスを製作しますが、
そのときに患者さんの体を牽引しつつ体型を採寸し石膏型をとります。
http://www.semoto.jp/sokuwan.html
その牽引および患者さんの体を宙に浮かせる機能をもった器具です。
近所の溶接板金屋さんにて本体フレーム、弊社は牽引につかう巻取り機の設計および製作を担当しました。
巻取り機、普通はラチェット機構を使って一方向にしか回転しないようにするところを、ラチェットがギッチョンギッチョンうるさくて患者さんに不安感を与えるのではないかという配慮からワンウェイクラッチを使った静音設計にしてみました。
テンションがかかっていないときは正常動作するものの、ハイパワーのテンションをかけるとクラッチが効いたまま開放されないという不具合が組立て試験後に発覚。
うへぇ、と言いながらトホホ顔で弊社工場に引きあげて対策案をほどこしました。
再取り付けして試験して、うまく動作しました。
あとは医療現場でフィールドテストして、どんどん改善していきます。
病院で作業を見学して要求仕様を確認してから設計に入っているのに、一発ではうまくいかないもんですね〜。