http://www.tsudakoma.co.jp/mta/japanese/product/pdf/vh-spec.pdf
ハンドルを回してモノを挟むと、ある程度のトルクがかかった時点でクラッチが切れて油圧に切り替わり、大きな力ではさむことができるというバイスです。
ベストセラー機だそうなんですが、これがまた、よく油圧の部分が壊れます。
水溶性の切削液がこの油圧のメカの部分に侵入して部品をさびさせ、クラッチが切れなくなります。
7個のうち、3個までがクラッチが切れなくなってしまい、仕事に支障が出始めたので修理しました。
修理と言ってもただのサビ取りです。
外側のスリーブをはずしてロッド押しネジのサビをCRCを吹きかけながらひたすら削ります。
スリーブをはずすと球がポロポロと落ちてくるので注意。
この球、べつになくても機能するので少しくらい失くしてもOKです。
球の代わりにOリングでも入れておいたほうが水が浸入しなくて良いと思います。
サビを削った後、スリーブを取り付けてハンドルをつけ、固くて回らないはずなのでプラハンでたたいて無理やり回します。
固いクラッチが徐々に軽く切れるようになってくるので、あとはグリスをこのネジにべったりと塗ってスリーブを戻します。
水がちょっとくらい入ってもグリスで止まるくらい、スリーブの中にもべったりグリスを入れたほうが良いと思います。
修理完了後の写真は撮り忘れましたが3個とも修理完了。
これでまた仕事がはかどります〜^^
さっそく3個付けで加工開始。
ちなみにバイス修理をメーカーの津田駒に依頼すると、修理をせずに油圧部分をまるごと交換されます。
修理費は平常時が11万円、キャンペーン時に7万円です。
自分で治しましょう〜。
5台持っておりますが
3台がクラッチ部分が機能せず
仕様できない状態になっております。
自社でメンテナンスをしようと思ったのですが
スリーブの外し方がわからずに
十数年工場の中のオブジェのように
横たわっている状態です。
差支えなければスリーブのはずしかたを
ご教授お願いしたいのですが
よろしくお願いします。
錆びて外れないようならCRC吹きかけつつ、プラハンなどでコツコツ叩きながら引き抜くと良いかと思います。