CAMの挙動が不審で、変な削り方をするのでとてもイライラしました。
粗加工はとても簡単にやってくれるのですが、ポケットの壁面仕上げをやるときってどういうジョブを選べばいいんですかね。
今回は2D輪郭加工を選びました。工具径補正が入力できるジョブがそれくらいしか見つからなかったためです。
ポケットの壁面は全方位に0/+0.02の公差が入ってて、キー溝みたいなもののようです。
フィーチャー認識で楕円のキー溝があるポケットを認識させると、そこを走るパスがキー溝をよけてしまうのもイラっとしました。
空振りしても良いからまっすぐ行ってくれないと、キー溝が接続してる壁面が仕上がりません。とにかく思い通りに行かなくてイライライライラ。
今日の夕方からミツビシAPX3000のφ18を使って左型の粗加工を始めました。2枚刃のカッターですが、チップは全加工終了までもちました。
昔耐熱合金をやってた時にいかにチップ寿命を延長するか、という研究をしていたのですが、加工条件を上手に合わせるとフランク摩耗でチップのトップサーフが削れて刃が自己再生し、寿命が延びます。
被削材が鉄だとあんまりお目にかかれないのですが、VPTF15はコーティング膜厚が薄いせいか、今回の使用済み刃は自己再生のレザーシャープ状態になってました。
まあ、所詮は鉄なのでチップ寿命なんて気にせずに超早い加工条件でがんがん削ってばんばんチップ交換したほうが良いですね。
それはさておき、左右対称の製品をやるときのNCプログラムってみなさんどうやって作成されていますか?
オークマOSPにはミラーイメージというものがあって、Xミラーをかけると左右対称にはなりますが、ダウンカットでプログラムを作ってあるとアップカットになってしまいます。あと、このミラーイメージ機能はバグだらけです。座標回転と併用すると誤動作しまくります。
穴の座標を反転するくらいなら使えますが、輪郭加工には使えません。
というわけで、右型のソリッドをCAD上でミラーコピーして左型のソリッドモデルを作ってパスを作り始めましたが、こういうもんなんですかね〜。
CAMだと特に問題無いと思いますが、
MAZAKだとM91(だったかな)というミラー司令がありますが同じくあんまり使えないのでやっぱり手でしこしことx座標を手で入れ替えてます。
形状のとこはアップ・ダウンを考慮して少し悩みますが、基本的には図面も見なくていいので(たまにR/Lといいつつ違う加工のある図面もありますが・・・)
僕のやってる仕事レベルだとめんどくさいやつで15〜20分程度ですが、一発変換出来るやつがあると楽ですよねー
やっぱCAMでやるのが一番かとw
でもhyperでも使い方がいまいちなのか、ちゃんと動かなくてイラっとしました。
はやくCAM使いと言われるレベルになりたいもんです。。。