航空エンジンのFan CaseやBleed Module部品の機械加工を担当してもらっており、立上げの技術サポートなどをしていました。
実は、所詮2年目社員なので図面が読める以外はほとんど何もわからず、サポートというよりは図面の解釈を素直に説明していただけです。
「図面に非拘束状態で平面度0.127mmって書いてあるので、クランプしたときとしてないときで歪み量を0.1mmくらいに抑えてもらえますか?」
とか、「穴位置の基準径の真円度をフリーで0.05mmくらいに抑えてもらえますか?」などのごく基本的なことばかりです。
説明を聞いたオペレータの方が、咀嚼して作業に移してくれると
「なるほど、こうやって作業すると要求が満たせるのか。。。」
と勉強させてもらってました。
そんな私に対して、過度の期待で「ここはどうすればいいんでしょう?」と聞かれると密かに困り、思いっきり考え込んで解決策を練っていた記憶があります。
MHI内よりもむしろこのAMK鉄工さんで育ててもらった感があります。
いい思い出っす。
今日はそんな昔話をしに行ってみたのですが、ついで?に見せていただいた量産用の工場でカルチャーショックを受けました。
設備に対する考えかたが一品モノの工場とは違って、競争力のない動作のおっそい設備はどんどん外されて更新され、古いのは売っぱらわれてしまうようです。
私はついついおっそい設備でももったいないからボトルネックサポートに。。。とか、こっちで一品モノの加工に使お〜とか思ってしまうのですが。。。貧乏性?
こういう大きな会社の経営も楽しそうやなぁと思った1日でした。