大きい径のネジの話題をふたたび。
今回はPTについて。
1インチ以上のPTってBT50のホルダでもタップコレットが市販されていないと思うのですが、みなさんどうやって機械に取り付けて加工してるんでしょうか。
シマダ機工では手作りのアダプタをサイドロックホルダに取り付けてPT1インチのタップをつけています。
スプリングのテンションは掛けていなくて、切り込んで行くときはリジッド、返ってくるときはプラプラです。
1インチよりもっと大きい径のPTになると汎用旋盤を使ったり(右手でX軸を少しずつ動かしながらネジ送りするアレなやつ)、お客さまにラジアルボール盤でやっちゃってくださいとお願いしたりで、あんまり得意な感じでは無いです。
しかしながら、知らんうちにCAMがテーパネジに対応していたみたいです。
テーパ角度のところに1/16の角度を入れてスレッドミルに55度のチップをつけて、ぺぺっと計算すれば非力なBT30の機械でもPT1インチやそれ以上のPTが切れるのでは。。。
色んなことがNCで解決できるなんて、いい時代になったものです。
それでもやっぱりBT50がもってるパワーって捨てがたいです。