9月はとても忙しかったです。。。
仕事のボリュームは多いし、イベントも盛りだくさんでした。
こういうときにかぎって機械ってよく壊れるんですよね。
サーボアンプや通信関係の基板がじゃんじゃん壊れました。200万円分くらい。
あまりにも頻繁に壊れるので、「なんか電源がおかしいんじゃない?電圧が高すぎるとか」と中部電力さんにクレームをしてみたら。。。
なんと測定に来てくれました。
1週間に渡って電源品質アナライザ (HIOKI PW3198)で電源品質を測定してくれて、電圧は高すぎなくて「高調波」という電流波形のひずみが13%くらいありますと教えてくれました。
ただ、この「高調波」は中部電力が悪いんじゃなくて、シマダ機工さんの中から出てますよ、と。
シマダ機工さんが電流波形をひずませて周りの工場や家庭に迷惑をかけている状態なので改善をお願いしますね、と中部電力のかたに言われました。
しかし「高調波」というのは聞き慣れないものだし電気関係はシロウトだし、どうしたものか。。。と思っていたら、またしても中部電力のかたが 「測定して発生源を特定しますよ」 といって来てくれました。
機械を全部止めて、1台ずつ電源入れて、主軸を回してみたりテーブル動かしてみたり。
犯人はオークマ MC-60VAE という機械で、主軸のブレーキをかけるときに高調波がでて、22%くらいひずみを出すということが分かりました。
なんでこの主軸ブレーキで高調波がでるかはオークマさんに問い合わせ中なんですが、ともかく中部電力の現場のかたの真摯さと機転のきくところに感服いたしました。
中部電力ってこんなマジメな人ばっかりなんでしょうか。。。
クレームしたのに対して優しさいっぱいで返されて、「なんと自分は小さいことか。明日からマジメに生きよう」と思ってしまいました。
シマダ機工さんとは 自社ですよね
機械故障の原因 よく特定できましたね
勉強になりました
シマダ機工さん中部電力さんに関心しました
その時はメインの漏電ブレーカーが落ちまくって2回ほどメインの漏電ブレーカーを新品に取り換えたり社内の機械のサーボも壊れたりして大変でした。
結局全機械ごとに漏電ブレーカーを取り付け様子を見ていたらバリアクシス730が落ちまくることが判明。その後マザックが何回か来てどこがおかしいか調べても原因不明。1か月ほどしてツールチェンジ用モーター用のサーボが壊れてやっとツールチェンジ用モーターが漏電していることが判明して取り換えたことがありました。
多分治るまでにもう少し時間がかかるかと思いますががんばってください。
富士井さま
コメントありがとうございます。
シマダ機工は自社のことです。
原因が特定できたのはひとえに中部電力の担当者さんのおかげです。
オークマさんの中では、まだ検討中のようです。
まっどだいまるさん
漏電ブレーカ、機械ごとにやってなかったんですね。
うちも7〜8年くらい前まで先代社長が自力で配線した謎めいた電気配線だったので苦労してました。
やはり特定するためには切り分けが必要ですね。
そういえばこの高調波障害の件でオークマさんから回答をもらってました。
オークマサービス 「仕様です」
だそうです。
VAC-3 という主軸アンプは高調波を出す仕様なんだそうです。
現在このVAC-3は生産停止になってサポートも無くなって、後継として再設計されたVAC-5になっているのですが、こちらも高調波がバンバン出ています。
オークマサービス「仕様なので、高調波フィルタを機械につけてください」
だそうです。。。
「現行機種のMB-56VBとかで問題が出ないのはなぜですか?」と聞いたら「アンプが小さいから」という回答でした。
あんまり良く分からないですね。。。