2015年03月05日

VS50で修理したところ


今では順調に稼働しているVS50ですが、ちょっと修理したところがあります。


まず主軸の振り回し。
φ300の振り回しでテーブルの上面に置いた基準ブロックを測定してY軸方向は振れナシですがX軸の右側が+0.03で左側が-0.05でした。

普通とは逆向きに傾いていて、なにかとうっとおしそうなので精度調整してもらいました。

IMG_4868.JPG

調整用の押しボルトが付いてたらしく、簡単に調整できたそうです。

それよりも主軸アタマをリニアガイドに締結しているボルトが緩かったそうで、まえのユーザーさんはマトモに加工できていなかったのではないかと思われます。


つぎに、ATCシャッターが動かなくなりました。

中古屋さんでテスト運転している時と、社内に導入したときに動作確認しており問題なかったのですが、精度調整後に社員さんがATCで工具交換をしようとしたらATCシャッターが開かない。

シャッター動作用のエアシリンダーにエアはちゃんと行っているので、動きが固いから動かない模様。

カバーをバラしていって件のATCシャッターをみると、どうも主軸アタマをぶつけたような曲がり具合。


IMG_4899.JPG


ドア開閉リミットスイッチとかX軸のリミットが無効になっている時しかぶつからないであろう場所なので。。。先の精度調整屋さんが調整中にぶつけたかな?


原因調査でバラしたついでに全部外して、自分でハンマーで叩いて治しました。


エアシリンダーやガイドレールとの平行を調整しながらドアを取り付け、まともに動くようになりました。


DMGの機械の導入のときにものすごく苦労したので、このくらいで済んで拍子抜けしているくらいです。

posted by yoshiaki at 18:58 | 愛知 ☁ | Comment(2) | TrackBack(0) | 仕事状況 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
うちも中古で購入したVS-50使ってます。剛性は強いし、早送り早いし、ネットワーク、高精度輪郭等々、数物流すにはもってこいのMCです。構造状の問題だと思いますが、レベル出しで振り回し、テーブルX方向のズレ大きく変わります。それと自分で治せる程度のトラブル多々有ります。でも2ヶ月で元がとれたMCです(^^)
Posted by MCコレクター at 2015年03月06日 23:57
MCコレクターさま


コメントありがとうございます。


2ヶ月で元取るってすごいですね!


弊社の周りで使っている人をぜんぜん見かけないので、どういうメーカーか分からず不安でしたが、誰に聞いても「日立精機の機械は良いよ」というのでそれを信じて買ってみました。

軸の構成は良いものの、リニアガイドやボールネジが細いというのも心配ポイントでした。


使ってみると評判に違わず大当たりの非常に良い機械でした。


新品価格がいくらなのか分かりませんが、中古にしてはけっこう高めの金額で買っているので、たぶんうちは元を取るのに6ヶ月位はかかると思います。


しかし仕事が良い勢いで流れるようになり、大満足です^^


Posted by yoshiaki at 2015年03月13日 12:46
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