2013年04月27日

DMU80Tで加工した初製品

DMU80Tで初めて加工した製品がこちらです。

201304271.jpg

とても簡単なプレートもので、見事なまでの3軸加工。

たぶん今までの機械でやってたら3時間程度?で終わるであろう仕事なのですが、
4日くらいかかりました。

タッチプローブがいまいち信用ならず、回転角度を測定してはピックでC軸テーブルの回転ぎめを確認し、
振り分けで原点をだしては巻尺でほんとに真ん中に行ってるか確認し。。。

Y軸方向はストローク内に製品が入っているので振り分けで原点だせますが、
X軸方向がストローク内に入らず、どうやってやるのかで散々なやみました。

Y軸方向ストローク内に製品が入るのだから、C軸テーブルを90度回してY軸方向に製品のX軸を持って行って。。。と考えたものの解決には至りませんでした。

結局X軸は、はじっこから原点取りました。

加工そのものはCAM任せにして、X軸ストロークが入らない場合はてテーブルを180度回して
ストローク内に入れましたが原点の出し方はこんど森精機のサービスセンタに問い合わせて見たいと思います。

ポストから出力されていたテーブル反転は以下の様な記述を使っていました。

PLANE VECTOR BX-1 BY0 BZ0 NX0 NY0 NZ1 STAY SEQ- TABLE ROT

PLANE VECTOR BX1 BY0 BZ0 NX0 NY0 NZ1 STAY SEQ+ TABLE ROT

BX-1とかでX軸の向きを反転しているようです。

ぴぴすかさんに教えていただいたサイクル19って話にはよく聞くんですけど
まだ使い方は良くわかっていないという。。。マニュアル読んで精進します。。。


森精機の初期トレーニングの人には傾けや回転させるときはSPATIALを使うんだよって聞いたのに、
ポストはVECTOR使ってるからそれも良くわからないところ。

http://www.kazuban.com/bbs/heidenhain/heidenhain.cgi?mode=main&no=17

http://www.kazuban.com/bbs/heidenhain/heidenhain.cgi

原点が決まってしまえば3軸加工は特に問題なく行けるような気がするんですが、
傾けかたがわかってないってのはちょっと致命的かもw


φ12ハイスラフィングエンドミルで材料の余分な部分を切断しているところ。
SS400 板厚13mmをV40m/min F0.05mm/toothでAp100%、Ae100%です。
加工音がとても静かで、HSK A63ってのはなかなか剛性があるものだと思いました。


posted by yoshiaki at 18:33 | 愛知 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 製作事例 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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