DMG/森精機から講師を招いて5軸機の操作トレーニングを受けています。
今日から3日間の予定。
HEIDENHAINのコントローラは初めてなので講習をうけなければ使えませんが
こちらからNCスクールに行くよりは来てもらっていっぺんにトレーニングを受けたほうが
時間もお金も節約できるだろうと思って来てもらうことになりました。
現行機種でトレーニングを受けても、うちの機械は中古なので違うところもたくさんありますし。
ということで、社員3人と私が全員トレーニングを受けられるように仕事をセーブしてあります。
特急依頼も申し訳ありませんが遠慮させていただいてます。
1日目の感想。
電源入れてから動かせるようになるまでの手順が面倒でした。
後ろの電源スイッチ入れてから操作パネルの電源ボタンを押し、1軸ずつ手動で原点復帰するんですよ。
勝手に自動でやっといて欲しいものです。
タッチプローブセンサの電池が高い。
単二電池くらいのサイズのリチウム電池ですが、アレ価格で3,000円/個くらいするだろうと
高めに見積もっていましたが、もっと高かった。
しばらく放置されてた機械のため、電池切れでした。
今日のトレーニングではプローブ使えず、電池届き待ち。
レーザー工具長センサとっても便利。
早いし接触式ではできない計測も出来る。
たとえば面取りカッターの角度とか総型工具の形状なんかも頑張れば測定可能。
DMGの独自機能がコントローラのボタンに割り当てられているが、アッチコッチに
散らばっててわけがわからない。
これを作った人はパラノイアだと思います。
DMG独自のところだけでなく、HEIDENHAINの純正機能も相当わけがわからない。
古い機械だからという訳でなく、現行機種も大して変わらないアホチンコントローラだそうです。
でもMDIとかで使うコマンドボタンとかすごい便利なところもある。
3D ROTという座標を傾ける機能がとても便利。
ヘッドチルトした状態で、手動パルスハンドルでも穴あけや面削ができます。
3D ROTで座標を傾けてあれば、パルスハンドルでX軸だけを動かしてもXとZが連動して動いて面削ができます。
テーブルチルトだとパルスハンドルは1軸動かすだけで削れるからわかりやすいけど、ヘッドチルトはどうなるんだろうと思ってました。
パルスハンドルで2軸同時制御とは聞いてはいたものの、実際に見てみると面白いと感じました。
そうとうクセがあってダメなところも多い機械ですが、慣れれば高い生産性が得られそうです。
引き続きがんばります。
ちょっと前にアングルヘッドで
軸に平行でなく、どの方向にでも穴あけを・・・・
なんて事書きましたが、こういう機能が無いと
穴あけの途中で止めなくてはいけなくなったとき
パルスハンドルで引っこ抜けないんですよね。
ファナックにも同様の機能があるのはもちろん知ってますよ〜。
三次元座標変換か、もしくはダイナミックフィクスチャオフセットとだったとおもいます。
たしかオイラー角指定ですよね。