68kBほどのデータ量のNCプログラムで加工しようとしたとき、マシニングのメモリの中にデータは全部入り切ったのですが、起動ボタンを押したらメモリバッファオーバーフロー的なアラームが出ました。
とうとうこの時が来たか。
いままでDNCバッファ運転は試験的に動かして使えることは確認していましたが、いつもはデータ量的にあまり必要がないので、NCのメモリの中に入れてから普通にメモリ運転していました。
つまり、DNCバッファ運転はあんまり自信がない。
GWで遊びにも行かないといけないので、8時間ほど工場を離れないといけない状況だから途中でプログラムを入れ替えるとかもしたくない。
ということで、すこしリスキーだけど初めてDNCバッファ運転で長時間加工することにしました。
CAMのシミュレーションによると、6時間ほどの加工。
バッファ運転モードにして自動運転画面にすると、プログラムは表示されておらず待機画面になっています。
PCのほうでプログラム送信状態にしておいてマシニングの起動ボタンを押すと、初めてプログラムが画面に表示されます。
そっからは普通に動作が進んでいきます。
このへんはロボドリルなんかとほとんど同じ感覚。
あとはPCの送信ソフトとマシニングのプログラム読み出しがシンクロしながら進んでいくのかと思っていたら、PCの送信ソフトは送信完了になっていました。
どうやらマシニングのバッファはけっこう容量があって、入る分だけは入れてしまうらしいです。
NCターミナルというソフトの通信速度、19200bpsでちょっと遅いからシンクロする仕様だと加工速度も遅くなるな〜と思っていたのですが、バッファに容量がたくさんあるならよほど3次元加工ばかりのデータを流さなければ通信速度がボトルネックになることはあまりなさそうだと思いました。
30分ほど加工の様子を見て工場を離れ、8時間後に加工状態を確認しに行ったところ、問題なく完了していました。
DNCバッファ運転、なかなか良いではないですか。
明日は昼と夜、両方動かしてみよう。