ロボドリルで樹脂を加工していた時のできごと。
わたしが段取りをして、素材をセットして起動ボタンを押せば加工ができるようにしておきました。
今回は切削液をつかわず、ドライ加工としていました。
加工を始めてしばらくするとその新人さん、オイルの入っている缶にハケを突っ込み、何かにオイルを塗っています。
私は、あれ?切削液つかわないと調子悪かったかな?
なんで指示していないことをやってるんだろう?
と思って見ていたら、バイスに取り付けている正直台(バイスでのつかみ代、高さを調節するための簡易治具)にオイルを塗っていました。
ロボドリルで使っている正直台はアルミ製で厚さが4mmのとても軽いものです。
ウェット加工のときは油で正直台がバイスの口金にへばりついているため、キリコ飛ばしでエアブローしても少々のことでは吹っ飛びませんが、ドライ加工のときはエアブローすると正直台がバイスにくっついていないためエアで吹っ飛んでしまいます。
正直台が吹っ飛ぶとバイスの掃除をやりなおし、正直台の掃除をやりなおし、砥石掛けして、とけっこう時間を食ってしまいます。
わが社の新人さんは、正直台にオイルを塗ってバイスの口金にくっつけて正直台が吹っ飛ばないようにし、この時間ロスの問題解決をしていたわけです。
鉄工所で働くのはまったくの初めてのひとで、うちに来てから2ヶ月ちょっと、その間はひたすら量産の加工をやってもらっていました。
コスト意識やら生産性やらなんやら、まだなにも説明してなかったのですが。。。
ずいぶんモチベーションが高く、一所懸命に役に立ってくれようとしています。
説明もしっかりと聞いてすぐに理解してくれるし、独自に合理的な判断を加えて行動してくれます。
。。。思いがけず、すばらしい原石を採用してしまったようです。
あせらずゆっくり着実に覚えてってもらおうと思います。
。。。なんかイイ感じになってまいりました。
で。正直台に普通のグリスを極軽く指で塗っています。 誤差を生じないように口金と接する面全体に指で塗り広げます
で正直台を置いてバイスでぎゅっとクランプするとくっつきます。 エアーガンで吹いたぐらいでは離れないです。
よくくっつくように定期的にバイス口金を平面研削盤で研磨しています。 正直台も2年に一回ぐらい反りのないように研磨しています。
素晴らしい原石ってよいですね。(笑
色んな磨き方をしてあげてください。。
楽しみです。
ふくさま
うちの工場も同じことします。薄物の加工の時も。。。
後で処置がたまに大変ですが。。(笑
なるほどなるほど。
バイスでぎゅっとクランプするとくっつくというのはなぜでしょうか?
うちのロボドリル、正直台はぜんぶアルミで、傷ついたら使い捨てです。
正直台によくドリルを突っ込ませます。
o_y_dさま
いろいろ磨きますよ〜。
つやつやテカテカにしますw