http://xn--qckn4dud5e146u9qq.jp/article/139454891.html
A5052のアルミを基本にして、ところどころにちょっと強度が高いA2017を使ってました。
強度的にこれで充分だと。
ところが、これをぶっちぎる人があらわれました。
けっこうレアなケースみたいですが、ぶっちぎられては技術者の名折れです。
強化版を作りました。
どんと豪華に素材にA7075(YH75)を使いました。
http://www.coguchi.com/syohin/itiran/index.html
引っ張り強さが590N/mm^2もあって、疲れ強さが160N/mm^2もあるアルミです。
S50C並みの強度ってことだそうです。
A5052とくらべれば3倍ほどの強度のようです。
いままでのトランスフォーマーは思いっきり踏んづけると、たしかに曲がりました。
しかし、A7075を使った強化版は曲がりません。
カナヅチでかなり強く殴ると曲がりますが。。。これはどんなものでも同じでしょう。。。
体感的には3倍どころじゃないような強さです。
というわけで、強化版はとても良いとの評価を得ましたのでフィールドに出ている現行品を無償交換すべく部品を量産中です!
材質をA7075に変えると今度は応力腐食割れの問題が心配に・・・
ttp://www.google.co.jp/search?hl=ja&safe=off&q=%E5%BF%9C%E5%8A%9B%E8%85%90%E9%A3%9F%E5%89%B2%E3%82%8C%E3%80%807000%E7%B3%BB&lr=&aq=f&aqi=&aql=&oq=&gs_rfai=
航空機に使われる聞いたことの無いようなアルミはもっと強いんでしょうか。
最後は硬質アルマイトですよねぇ?
あのシャンパンゴールドが上品で僕は好きです◎
愛読者さん
アドバイスありがとうございます。
けんさん
聞いたことのないようなアルミですか?
航空機用は普通のアルミばかりだと思います。
7075や2017、6061がメインです。
7075は5052と同じ加工条件で削るとキーンってうるさいので、切り込み深さを変えたりとかけっこう面倒でした。
製品版は硬質アルマイトにします。
色はシーリングによってかなり変わるので、今回のやつがシャンパンゴールドになるかはまだちょっと不明です。
むかしAMS2469で7075に硬質アルマイトをしたときは、真っ黒になってしまいました。。。