超でっかい油圧シリンダの、まわりに4本ある柱です。
M30 P1.5の細目ねじでした。
お客さんが週末工事で組もうとした時にねじが入らず、無理やり締め込んだらねじをナメてしまったとのことで、土曜日と日曜日に電話がかかってきて緊急修正しました。
うちが製作した部品ではないのですが、もともと製作したところに連絡がつかなかったのか、できないって言われたのか、よくわかりませんが、とにかくお金はいくらでも払うからやってくれとのこと。
そこまで言われたら仕方ないですよね。
で、誰が加工したか知らないけど、ゲージいっさい通らず。
基準径がそもそもでかいみたいでした。
M30 P1.5のダイスはさすがにもっていないので、旋盤でねじ切りをすることに。
旋盤でねじの切りなおしはやったことがありませんでしたが、まあなんとなくわかります。
刃物とねじの谷を合わせるのにねじ送りをかけながらW軸(刃物台がついてるとこ)を目でなんとなく合わせ、ちょっと削ってみて刃の両側からキリコが均一に出たらおっけー的な合わせをしました。
ねじ精度は気分しだいです。
汎用旋盤だとこれできるけど、NC旋盤の場合はチャックから外してしまったあとはどうやって修正するんでしょうね??
気持ちよく作り直しかな。
土日は予定がたて混んでましたが、これも土日にやらねば意味がない仕事なのでがんばっちゃいました。
主軸エンコーダーの原点から送りがスタートするんだと思うんですけど、エンコーダーが原点を拾った時に1の立つパラメーターがあるならそれを見ながら主軸を手で回して原点で止めて刃物もってきて補正で調節したら山が合うと思うんですけど。。。
昨日NCを調べても判らなかったんで、ファナックに問い合わせたらパラメーター教えてくれるかもしれないですね◎
けんさん
やっぱりネジの切り直しはやりたい作業なので、オプションでありますよね。
でもたまにしか発生しない作業だから高くつくオプションですね。。。
なんかいろいろ調べてもらっちゃってすみません。
わたしもなんかお返しができるといいんですけど。
回転数の違いで刃物の走る位置が違うのを忘れてました。でも回転数が同じなら必ずいつでも同じ所から切り始めるのでエンコーダーの原点は関連してると思われます。
けんさん
ちょっと考えてみたんですが、汎用旋盤とほとんど同じやり方でねじの切り直しができそうです。
X軸を補正でちょっと逃がした状態でねじ切り動作をさせて目視で良さそうなところに刃物のZ方向補正を決め、ちょっとキリコが出るくらいにX軸の補正を入れて、キリコの出かたが均一っぽくなるようにさらにZ方向の補正を入れ、あとは普通にねじ切りをするって感じでどうですか?
切り始め位置は考えず、ねじの山谷と刃物の位置を合わせるだけです。
ねじの位置だけに焦点をしぼって刃物位置を合わせるので、これをやったあとに量産を再開するときは刃物位置をちゃんと元の場所に戻さないといけないってのが注意点です。