
わが社でもう25年?くらい使ってるMC-5VA。
定期的にATCが不調になりますが、現役です。
今回はATCを回転させるラックの油圧シリンダーのOリングが老朽化したので、大量の油漏れ。
あと基盤の素子が死んで、ATCアームの動作命令が完了しないという故障でした。
今回きてくれたオークマサービスの人は面白い人でした。
ふつう基盤に問題があると、基盤をパーツセンターから取り寄せて交換します。
これはカンタンなので自分でもできます。
しかし、今回はウチに来てから基盤に問題があることが発覚したので手持ち在庫に基盤がなく、また、パーツを取りに帰るのも時間のムダと判断したようです。
で、なにをしたかというと、基盤の上にあるリレースイッチのうち、使っていないリレーをハンダを溶かして外し、壊れているリレーと換装しました。
最初、そうやって直すという方針を聞いたとき、「この人アタマ大丈夫かな?」と思いましたが、素早く必要なリレースイッチを換装し、見事にATCは動作しました。
予想を超えられた〜。
で、油漏れも合計3箇所くらいあったのですが、パパッとすべて修理してくれました。
今回のサービスマンは大当たりでした。
仕事はやい〜。
このMC-5VAは、先代が導入した、わが社で初のNC工作機械。
これのおかげで生活できていた、とても大切なモノです。
こうやってカバーを外して中を見てみると、つくりがとてもしっかりしているのもお気に入りなトコ。
電装系はもういい加減ダメだから複雑な加工はしないほうが良いけど、難削材の重切削やジグボーラ的な仕事にはまだまだイケそうです。
治して使うよ〜。
先週は安定化電源の基板を5枚組ました。
一体何屋になろうとしているんでしょうか・・・
うちにも20超え2台有ります。
1日中回しててもさほど熱変異無し。
しかしNCや動きが・・・
初号機だし大事に使いたいですよね。
行くとこまで行ったらレトロフィットなんてどうなのかな〜?
って考えてます。
昔ウチの機械もATCの故障が多く、若い子が3回くらい来てもなかなか上手く直らなかったのですが、ベテランが来て悪い箇所をすぐに見つけて、ウチでその部品を少し削って取り付けたらすぐに直りました。
けんさん
何屋になろうとしているのか。。。。。。便利屋?
多才でうらやましいです。
ふうたろうさん
オークマサービスの人の誰もが言うのですが、このMC-5VAは質実剛健さ、精度では現在オークマで生産しているヘボい機械に負けるものではない、だそうです。
50歳くらいのオークマのエンジニアの話なんかきくと、「お客さまに20年、30年と使ってもらえる機械作りを目指す」とよく言うのですが、現在販売中の機械はそれと違う趣旨のような。。。
レトロフィットも一時期考えたのですが、設備にあった仕事を受注してきたほうが合理的かとも思っています。
はがせんむさん
原因を探さずに対処療法だけをしようとするとうまく行かないですよね。
結果から仮説をたてて原因を推定するっていう思考のトレーニングを受けていれば、若者でもベテランに劣らない仕事ができるんですけどね〜。
なかなかそういう教育システムをもってるメーカーなんてないですよね。