2009年07月13日

板金を削り出す

クリティカルパーツなので、写真の一部にモザイクかけました。

200907131.jpg

φ13くらい、高さ23くらいで板厚0.5mmの変な形のSUS304板金モノ。
試作プレス屋さんがイヤがってやってくれなかったので、マシニングで削り出しです。

難しいところは肉厚が薄めなのと、深堀りなところです。
φ3首下長25のロングネックラジアスエンドミルで加工だよ、と数日前にも書いたかも。

CAM任せなので別に自分は大したことしてないのですが、吐き出されたNCプログラムが14,008行(308kByte)もあって、ちょっと仕事した感が楽しめます。



CAMに付属のシミュレータが優秀なので食い込みや衝突は心配なしで、ロボドリルにいきなり本ちゃん材料を載せ、ドライランとか無しでふつうに加工してみました。


シンプルな3軸加工なので演算にツマリもなく、出来た製品もぼちぼち。
製品が小さいので、板厚0.5mmっていっても剛性はけっこうあるみたいです。
posted by yoshiaki at 19:59 | 🌁 | Comment(2) | TrackBack(0) | 製作事例 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
壁が閉じていたり曲がっていたりすると劇的に剛性が上がりますよね◎
Posted by けん at 2009年07月13日 21:54
本棚に背板をつけるつけないでグラグラ感がまったく異なるのと同じですね(何

やってみるまではビビるぞ〜、やだな〜って思ってたんですけど。

たぶん誰しもがそう思って断られつづけた仕事なんだと思います。


ワタシ、とにかくめったに断らないんで。。。

経験値が上がるのが早いと思えば、金銭的にはアレでも得した気分です。
Posted by yoshiaki at 2009年07月13日 23:42
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