2009年05月14日

鉄系 ちょっとだけ 硬い材料を勉強してみた

S45Cとか、SCM440とか、鉄系材料ってよく扱うわりには実はあんまりよくわかっていませんでした。

鉄系材料で、硬度指定のあるものを最近たくさん見積もりするようになったので勉強しました。

いままでは、図面に書いてある材料をそのまま材料屋さんに持ってきてもらい、図面に書いてある硬度をそのまま熱処理屋さんに依頼して、硬度を入れてもらっていました。

しかし。

HRC55〜とか硬すぎて削りにくいんだったら上記のやりかたで良いような気もしますが、HRC50以下の普通に削れるっぽい(タップがちょっとキツいけど)材料なら、プリハードン(Pre Hardened)鋼を選んだほうがリードタイム短いじゃん!(あとたぶん、安い)といまさら気づきました。
削って、熱処理して、また仕上げ削りして、なんて面倒。

ぅゎー、このまえSCM440、調質にだしてHRC38にしてもらったけど、あれムダだったのかな。。。

NAK55(HRC37〜43)( http://www.amistar-e.com/on-line/quality/p282-nak55.html )
ってやつにしとけば最初から硬度も入ってるし、削りやすかったかも。。。


たぶん、型屋さんはこういうのを当たり前に知ってて、もっといい材料も(大同より日立のがいいよ!とか)使ってるんだろうな〜と想像してた1日でした。

ひとまず今日勉強したことは、わが社のISO9001システムの仕入先管理台帳にガイドラインとしてまとめまくりました。
http://shimadakiko.com/?%A1%F9%BB%C5%C6%FE%C0%E8%B4%C9%CD%FD%C2%E6%C4%A2 (注:アカウントがないとアクセスできません(ブログに書く意味ナシ))

グループウェアの上にメモしながら勉強していくことで、社内で知識が私物化されないようにしています。

たった3人の鉄工所だけど、グループウェアの使い方だけはIT企業なみ。
収益性は3人の鉄工所なみw
posted by yoshiaki at 22:47 | 🌁 | Comment(6) | TrackBack(0) | 仕事状況 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
同じ製造業の中でさえすこし毛色が違えば
常識的なことさえわからないと言うことは僕も良くあります

一つ一つは常識的なことかもしれないけれど
それを組合せた時に固定概念を破るような成果をもたらすことも
あるんじゃなかろうかと漠然と考えたりします

どういう仕事でもそうだと思いますが一生勉強って感じですね
Posted by アダチ at 2009年05月14日 23:14
アダチさん

お久しぶりです。

一生勉強ですね〜。

本当は「利益を最大化する」という目的のために勉強してるはずなんですけど、なんか新しいことを知ること自体がエキサイティングです。

昔ドラゴンボールの歌にあった、
「あーたーまかーらぁっぽーのほーぅがー ゆーめつめこめーるー♪」の名言のように、知らないことが多いほうが、たくさん勉強できて楽しいです、みたいな。
Posted by yoshiaki at 2009年05月15日 09:03
ウチは、金型鋼全般しか知識がないので
何かとs45c s400等をキライ材質変更させてもらってました。

色々な用途もあるのでしょうが、材料代だけダウンしたく、安い材料指定は困ったものです。

逆に、一般鋼の焼き入れ用途や種類、有効利用の仕方がイマイチわかりません(汗
Posted by ひでピン at 2009年05月15日 17:23

ひでピンさん

なにげに、ひでピンさんが数週間前にS45Cをワイヤカットしたらひずみまくったので、HPM7に変えてもらったという記事を読んで自信を深めたんですよね〜。

ひでピンさんは、いつも私にすごくいいアドバイスをくれます。

ありがとうございます。
Posted by yoshiaki at 2009年05月15日 18:51
硬さと強さとはまた違うんですよね◎
金型なら硬度が必要です。
金型でも樹脂型・プレス型・冷間鍛造・熱間鍛造・ダイキャスト型などいろいろ有り必要な硬度も様々です。熱ダレしない特性とか靭性とか耐磨耗性とか必要な特性も様々です。金型鋼でも繊維に対しての製品の取り方向があります。

機械部品に使う鋼材も様々です。
強度でトップクラスのSNCM。
最もよく使われるSCM。
SCM435なんかは調質しないで使われる事はあまりないです。調質は素材表面から芯にいくにつれて硬度が上がりにくくなります。丸モノで径の差が大きい製品は荒取りしてから調質しないと芯まで入りません。調質でも普通のHとマルHでは全然違います。どちらがどうなのか忘れましたが焼入れ硬度保証がされているものとそうでないものです。
浸炭鋼SCM415は強度と表面硬度が必要な時に使われます。浸炭は表面から数ミリまで入ります最近は5ミリまで入れる会社も出てきました。
同じ浸炭鋼でもSACMは最高に硬度が上がります。

S45Cの磨き材は外周は殆ど削らないで作れる製品に使われます。磨き材は磨いてるのではなくてローラーで潰してあるだけなので表面付近に膨大な残留応力があるので削ると均衡が崩れて歪みます。削り込んでしまう製品なら黒皮の材料でやるのがベタです。溶接する製品にはまずS45Cは使われません。割れるからです。しかし特殊な方法で溶接する事が出来ます。



昔の人が書いた図面を見ると関心します。
製図法も正確です。今の人が書いた図面なんかルール無視ってのが多いです。僕が見ても間違いが判るくらいwww

素材と熱処理の事もよく知ってるんだろなって思うような細かい指示が書いてあります。

素材をすぐに変更してくれるような設計者はアホなのかなって思ってしまいます。いいカモです。


素材と熱処理はほんとに奥が深いです。
意味があるんですよね〜◎


既にご存知の事も書いてしまったかも知れません…失礼しました_| ̄|○
Posted by けん at 2009年05月15日 19:59

けんさん

いつもお世話になります。
めちゃ勉強になります。

SCM○○○の数字3桁ってなんやねんっ!
ていうの、昨日はじめて意味を知ったモノです。

SCM440には高周波焼入れが出来ても、SCM415には高周波焼入れはできんぞ、といわれた意味がようやくわかりました。


やっぱいろいろ知ってる人ってカッコいいです。
あこがれます。

負けずに勉強したいと思います。


しかし、「鉄」ってすごい奥が深いですよね。

添加元素と熱処理で、アホほど性質が変わる。。。


けんさんは、材質についてどのような方法で勉強しましたか?

オススメ教科書などがあったら、教えてくださいな♪

先輩などから教わったのでしたら、その人をください。(何
Posted by yoshiaki at 2009年05月16日 00:48
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