先月に、非常に難易度高い仕事が2件あると書きましたが。
残念ながら完遂できずでした。
どちらも5軸機のストローク内には入りきらないので製品をズラしながら加工する羽目になるのと、GW前のただでさえ仕事量が多い時期だったため混乱の極みに。
忙しすぎて社内ケアが出来なくなったため、この仕事とは関係ないところで不良も続発しました。
仕事を途中で投げ出すなんてことは今までに1度もしたことがないのですが、大局的にエンドユーザーさんのことを考えると能力不足のうちがこの仕事を保持しつづけても良いことは何もないと判断して、お客さまに引き揚げていただきました。
引き揚げ先のお客さまの工場では、うちが苦労した部分も難なくこなして完成させたようで、加工プランや設備や体制も見せて頂いて非常に勉強になりました。
こんな要求レベルの高い仕事を、普通のこととして完成させられる会社があるんだな、と思いました。
たぶん大企業の一次あたりで仕事をしているところが、無茶ぶりレベルの仕事をいつもやってて強いんだと思います。
これからですが、お客さまと社員さんにだいぶ迷惑をかけてしまったので、この反省をふまえて体制を整え直します。
まず適当な見積もりで受注してしまわないようにします。
現在は私が見積もりをしていますが、たまに気が抜けているときにポンコツな見積もりを出すことがあります。
お客さまと対面や電話で話す時、私は話すのが得意ではないのでなるべく少ない言葉で済まそうとして言葉を選ぶのと、文書主義なのでFAXやメールなどで伝達するため、文章を推敲してから発信します。
これがなんだかアタマ良さそうという誤った印象をお客さまに与えるようです。
そして私が出したポンコツ見積もりに、ある一定の信頼感を与えてしまってウッカリ受注につながってしまうわけです。
この人バカそうという印象を与えても仕方が無いので、ポンコツ見積もりには「この見積は概算であるため、受注の際は事前連絡と調整を。。。」なり、「想定外の事態が有った場合は。。。」なりの注釈をつけておくべきと考えます。
幹部社員さんにも、少しずつ見積もり、値決めの業務に携わってもらおうと思います。
あとで現状問題構造ツリーを作って、よく考えたいと思います。
次に、リソース管理です。
2月ごろに3軸マシニングセンタを投入して少し余裕ができたかと思いきや、もう機械足りないかもと言われ始めました。
社内の生産技術的には荒加工のスピードが向上したり、プログラミングの効率化をはかったりなどで社員さんの成長に合わせてスピード感が上がっているのですが、それにも増して依頼数が増えています。
TOC的にはボトルネックのみを管理しろという感じなのですが、どの機械もそれぞれの特徴にあわせた仕事をしており、それぞれ満タンになってます。。。
内外作の仕分けをしっかりしたいのと、社内リソースの山積み管理をしたいのでERPなり生産管理システムなりを入れたほうが良いかもと考えています。
大きな会社でも情報システムを入れずに生産管理をしているのって、どうなってるんでしょうかね。。。
工場長のカンですかね。
わたしが知ってる大企業は声が大きい担当者の仕事はよく進むって感じでしたが。
posted by yoshiaki at 13:57
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