2013年07月26日

MC-5VA 主軸アンプ なおりました


ちょうど1ヶ月前に主軸アンプが壊れたMC-5VA。

http://xn--qckn4dud5e146u9qq.jp/article/367874257.html

オークマサービスから「もうメーカーサポートしてないんだから、あきらめて新しいアンプを140万円で買いなさい」と言われていたのですが、治りました。


手代木MS (てしろぎましんさーびす) さんに修理して頂きました。


http://www5.hp-ez.com/hp/mbmk


いちばん最初に修理依頼しようと思って部品を送ったところは修理費がやたらと高く、修理したものを送り返してくれるだけだったのですが、手代木さんのところは大変お値打ち価格で、なおかつ埼玉県からわざわざ出張して据付確認までやっていただけるのです。


あらかじめ主軸アンプを宅配便で送っておいて、エラー番号を伝えると、どこが悪そうかアタリをつけてチェックしてくれます。
うちのアンプで壊れてた部品はモーターを回すためなんかやたらと高い部品だったらしく、在庫がなくて部品手配に2週間が必要でした。

しかし、部品が届くとすぐに修理をしてもらえて、据付確認してもらえます。

201307261.jpg


主軸の低速、中速、高速、ブレーキのときのそれぞれの電流値を測って動作確認し、切削抵抗をかけたときの状態確認もします。
主軸がオリエンテーションしてATCが正常に動作するかも確認。

どこをどう直したか、くわしく説明をしていただけました。
古くて使えなくなっているリレーのところ、ゴッソリと今どきのICを搭載した自作基盤に載せかえてたり、壊れる可能性の無いところはまったく手をつけていなかったりで、非常に合理的な修理でした。


これがプロフェッショナルの仕事ってやつなんですね。

無事に修理完了しました。


これでマシニングの競合が解消され、、高機能なマシニングでチープな仕事をしなくても済みそうです。

新人のYくんにもマシニングを教えることができて、ますます生産能力が高まると思います。


posted by yoshiaki at 23:39 | 愛知 ☁ | Comment(2) | TrackBack(0) | 仕事状況 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月23日

5軸バイスは欲しいけど

5軸バイスが欲しいのですが、ひとまず我慢で普通の油圧バイス(津田駒VH-175)をカサ上げして使ってます。

201307231.jpg


5軸バイス、これか

http://www.kawatatec.co.jp/genius/

これが良いと思うのですが。

http://www.imao.co.jp/schenke-clamping-system.html


しかし、どちらも大した構造ではないから自分で治具として作ることもできるんですよね。

うちの場合、このバイスをカサ上げする治具をどのみち作らないといけないので、ついでに勢いで口金まで作ってしまえば良いのです。


新しい設備を買ったから工具屋さんが期待してたのに、けっこう肩透かしを食わしてますw

posted by yoshiaki at 22:07 | 愛知 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 製作事例 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月20日

スピンドルスルー

スピンドルスルークーラントでの加工、ソリッドエンドミルでコレットスルーなどはやっていましたが、スローアウェイの刃物では初めてやったので動画を撮ってみました。


まず、φ29のSandvik スーパーUドリルで高速深穴サイクル。
次に続くφ72の穴と、φ100の穴のヘリカル穴あけの芯抜きのためにやっています。



SS400 深さ106mm貫通
V=150m/min
F0.05mm/rev
0.5mmペックで20mm行ったら刃先を外に出してます。
スピンドルスルークーラント 有り
Fが遅くてキリコが繋がってしまいましたが、外部給油とくらべると抜群の安定感でした。
特に刃先再突入のときにキリコの再切削でゴリって言うのが無くてとても快適です。


φ29の下穴をあけたあと、φ40のSandvik コロミル390でヘリカル穴あけ。



正確に言うと、2D輪郭加工のスパイラル切削。
φ72はいいとして、φ100の穴をφ40のエンドミルでヘリカル穴あけしようとすると、
「工具径が足りないよ」とハイデンさんがエラーを出すので2D輪郭加工にしました。
パラメータでエラー出ないようにできるとは思うのですが。


SS400 深さ70くらいの段付き加工
V=200m/min
F0.05mm/tooth
ヘリカルピッチ 1mm
スピンドルスルークーラント 有り

外部給油だと定期的にエアブローしてキリコを抜かないと切削液が届かず、刃先が無くなってることがよく有りましたが、こちらもキリコの再切削の音など全くせず、安定感のある加工でブログの記事を書いてても心配無用でした。


次に主力設備を買う時も、スピンドルスルークーラントにしようと思います。

posted by yoshiaki at 20:38 | 愛知 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 製作事例 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月15日

5軸スワーフ加工

5軸マシニングセンタで5軸スワーフ加工をしてみました。

底面ピン角の5度テーパ壁面加工、いままでの3軸マシニングセンタであれば途中までボールエンドミルで等高線加工して、底面に残った隅Rを小さいRのラジアスエンドミルで細かいピッチで等高線加工し、最後にフラットエンドミルで超細かいピッチで等高線加工するという、なんとも時間のかかるやり方をします。

もしくは5度テーパのエンドミルを作ってさらえるとか。


せっかく5軸マシニングセンタを入手したので、スワーフ加工をやらない手はないと思って挑戦してみました。

使用機械はDMU80T。





等高線荒加工もやらず、壁面荒加工も0.1mm残しでスワーフ加工にしました。
加工時間が非常に短く済みました。
5軸の醍醐味ですね〜。
posted by yoshiaki at 22:09 | 愛知 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 製作事例 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月08日

ヨメが帰って来ました


約3ヶ月のあいだ別居していたヨメが、ようやく戻ってくることになりました。

関係者のみなさま、ご心配をおかけしました。



ヨメは助産師になるべく今年の4月から助産学校に通っているのですが、その学校は自宅からだと電車で1時間くらいの通学をしないといけません。

助産学校は最初の3ヶ月間は座学やテストをみっちりやって、7月からは病院や助産院などに行って実習をするという教育課程のようで、最初の3ヶ月が相当ハードなんだそうです。

最初は教科書やパソコンなど、重量にして20kg超の膨大な荷物をコロコロ付きの旅行かばんに詰めてヨロヨロしながら自転車で駅まで行き、電車でおっさんにまみれながら通学していました。

しかし通学に時間と体力を浪費している余裕が無いほど大変だったようで、学校のすぐそばにあるレオパレスを3ヶ月間限定で借りて、そこを拠点にして勉強することにしたようです。

ちなみに「今日、レオパレス借りてきちゃった♡」と事後通告でした。

いつもやることが急。

3ヶ月間は受験生のような生活で、朝5時から夜10時まで勉強しまくりでした。

そして莫大な量の課題とテストを無事にパスして、実習に臨むため自宅に帰ってきたというわけです。


今は実習に備えての課題をやっていますが、精神的にはだいぶ余裕があるようで、今日は久しぶりにフラワーアレンジメントに行ったようです。

201307081.jpg201307082.jpg


充実した毎日のようで、いい事です。

posted by yoshiaki at 21:59 | 愛知 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月04日

5軸で製缶


昔はこんなことを書いてたんですが。

http://xn--qckn4dud5e146u9qq.jp/article/168692946.html


まあ、NCの5軸は便利ということで製缶を5軸マシニングセンタでやってます。
使用機械はDMU80T。

201307041.jpg

201307042.jpg


傾けた時の原点取り直しや、コンストラクションボールの測定や、捨て削りなどをやらなくて良いので非常に生産性が高いです。

通常ならかなり手間のかかる製缶の加工なのに、けっこう放っとけます。


しかし、弊社の買った5軸機は構造がちょっと変わっていて、B軸を写真のように90度ふってテーブルと主軸を水平にしたときに、テーブルから主軸中心までが400mm近辺あります。

なので、普通に横向きに穴をあけようとするだけでも写真のようにかなりカサ上げしないといけません。

カサ上げテーブルは弊社に昔から転がっててほとんど使っていなかったサブテーブルと、オシャカ品のブロック4個(笑)、ナベヤのTスロットナットとM12のキャップボルトで構成されています。

最近ちょっと投資がかさんでいるので新たにテーブルを買う気にならず、なんとか投資しないで道具を揃えてます。


カサ上げテーブルを作ったので、これからはどんと来いで色々やれると思います。


しかし、うちは中古で機械を買ってるから製缶でも価格あうけど、新品を5000万円近辺も払って機械買ってたらぜんぜん儲からないような気がしますね?
posted by yoshiaki at 20:35 | 愛知 ☁ | Comment(4) | TrackBack(0) | 製作事例 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする