パッと見、なにかわからないツール。
日研のスピンドルスピーダNX4です。
いわゆる増速スピンドル、工具回転数をギアで主軸の4倍速にできます。
が、MAX8000回転までしか仕様で回せないという中途半端なヤツ。
昔、だれかにもらいました。
未使用の新古品ですがすごく古いので、現在の仕様とはちょっと異なってφ16のミリングチャック仕様です。
(5月28日訂正:日研 SK16Aコレットを使うけど、いまどきのTiNベアリングナットを使うタイプじゃないヤツでした)
弊社で使用している設備、オークマMC-60VAEが6000回転主軸なので、6000RPM=>8000RPMじゃ使う意味があまりないよ〜と思って放置してありました。
が、長時間高回転でぶん回すと主軸がガラガラするぞという脅しをうけてからエアタービンスピンドルのカタログをしげしげと眺めたり、工具屋さんにナカニシのデモ機をお願いしたりとオロオロしています。
エアタービンスピンドルは、40,000RPMでストレートシャンクの仕様であれば定価12万円と激安なのですが、コレットサイズがφ4までなので、φ6のシャンクをつかみたい私にとってはちょっといまは難しい存在。
それで、工具棚の奥のほうにしまいこんであったこれをひっぱり出してきました。
これなら主軸を2000回転で回すだけで8000回転にできるじゃないですか。
シャンクφ16までつかめるので、エアタービンスピンドルとの中間を埋めるのになかなか良いかもしれません。
とくにスチール系のでかい金型を、追加の設備投資なしで片づけるにはモッテコイなんじゃないかと。
高回転主軸機は高額ですからね〜。
では、またストッパブロックを手作りしたいと思います。