ちょっと前に、わたし個人が企業を相手に裁判をやったのですが、
http://xn--qckn4dud5e146u9qq.jp/article/129562126.html今回は、わが社が個人を相手に裁判をすることになりました。
ネット受注して製品を納めたのですが、代金が支払われず、なぜか返品もされず、連絡も取れなくなってしまったので少額訴訟の申請をしました。
訴状をご参考までに。
サイアイ訴状.pdfカメラのボディで削り出し部品(弊社製作)と板金部品(他社製作)を組立てて構成するものですが、板金部品の穴加工後にひずみで跳ね上がっていて組立てられないのを、弊社製作の削り出し部品の穴位置がおかしい不良だと言われ続けました。
図面寸法で部品にケガキ線を引き、板金部品の穴位置が不良だよ、と説明のために提出した資料。
こちらは板金がひずんでて跳ね上がってるよ、でも板金を無理やり曲げたら組立てられるよ、を説明した資料。
板金不良説明資料.pdf板金屋さんがどうやら向こうの友達の会社らしく、なぜか聞く耳を持ってもらえず。
電話しても、大声でそっちが不良だ!カネは払わない!と言ってガチャ切りされました。
もう1回電話したら、それ以降は通じず。
ちゃんと組立てられるよって、組立てたまま部品送り返してあげたのに。。。
引っ込みがつかなくなっちゃったのかな?
3年6か月くらいやってきて、ネット受注でのトラブルは初めてです。
よく「ネットは相手の顔が見えないから心配で仕事なんか請けられない」と言われるのですが、これだけトラブルが少なければ問題ないレベルだと思います。
請求額はわずかなもので、75,600円です。
ご参考に裁判費用ですが、
・登記簿謄本用の印紙 登記印紙1000円/社 で自分と相手だから2000円
・切手代 5000円くらい(裁判所によって違う)
・収入印紙 1000円
http://www.courts.go.jp/saiban/tetuzuki/pdf/hayami.pdfくらいのもんなのですが、7万円をもらうのに10%以上も裁判費用に消えます(汗
普通はこれくらいの金額で裁判をするのは面倒なのであきらめてしまうものだとおもいますが、被告人がこれからもネット受注業者に迷惑をかけ続けるのを見るのも忍びないなと思って、裁判をすることにしました。
わたし裁判きらいじゃないですし。
相手は、自称「サイ・アイ株式会社 代表取締役」野崎忠司さんです。
参考に名前占いをリンクしておきますね。
http://akachan-meimei.com/?surname=%E9%87%8E%E5%B4%8E&firstname=%E5%BF%A0%E5%8F%B8&sex=mhttp://cybereye.ld.infoseek.co.jp/profile.html (リンクしておいたら閉鎖されました)
http://cybereye.web.fc2.com/ (新しいほうのHP)
こちらは会社を相手にしていると思っていたので、訴訟の準備資料として登記簿謄本を法務局に申請すると、「そのような会社はありません」と言われました。
地元愛知県の法務局では住所をキーにして検索できなかったので、管轄の東京都墨田区の法務局に問い合わせても住所、名称から一致するものが見つかりませんでした。
どうやら「サイ・アイ株式会社」という「株式会社」までが固有名詞に入っている個人事業のようです。
この個人事業を法人化すると、サイ・アイ株式会社 株式会社とかになるのかな。。。?
あれ?
まさか 木朱式会ネ土 か?
なにはともあれ、個人事業を株式会社であるかのように見せている時点で怪しさ全開でした。
前回の裁判では訴訟をいきなりおこすのではなく「支払督促の申し立て」という方法で請求を起こしたのですが、今回は「少額訴訟」というもので最初から訴訟にしました。
理由は、支払督促は安くて便利なのですが、相手の管轄の簡易裁判所に訴えをおこすので、訴訟に移行した場合に相手管轄の裁判所まで出かけないといけません。
それに対し、少額訴訟は契約地での管轄に請求すればよいので、自分の近く(この場合は、わが社の銀行口座がある銀行の所在する場所と解釈する)の裁判所にしておけば気軽にお出かけできます。
今回の被告人は東京の人なので、75,600円のためにわざわざ愛知県のヘンピな簡易裁判所まで出頭しなくてはならないわけです。
大変だなぁ。
また裁判後にレポートを書きたいと思います。
posted by yoshiaki at 19:51
| 愛知 ☀
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