2010年02月26日
ISO9001 2008年版の認証登録証明書げと
忙しいさなかにうけたISO9001の維持審査。
ちゃんと運用しているので準備にかけた時間は3時間程度ですみましたが、普通に審査に合格しました。
おととといくらいに認証登録証明書が来ました。
http://shimadakiko.com/?ISO9001%C7%A7%BE%DA%C5%D0%CF%BF%BE%DA%CC%C0%BD%F1
やぱWebでの電子運用はどこからでも参照できて小回りがきくし、変更もしやすいのでマネジメントシステムに向いてます。
順調でした
2月は先月に作っておいた在庫もすぐに売り切れ、リピートや数モノも多くて順調でした。
お久しぶりですのお客さまからも仕事がでてきたので、景気が良くなったのではないかとサッカクしたくらいです。
次へつなげるための開発品もたくさん作りました。
ちょっと前までは開発品はなかなかビジネスにつながらないリスクの高いものだと思っていましたが、機能とコストを適切に設計したうえでお客さまにこれだけ大きな利益が見込めますと説明すると、お客さまががぶっと食いついてきてくれるようになりました。
弊社は製造業ではありますが、気持ちはサービス業でやっているので開発は向いているかもしれません。
2010年02月20日
中くらいの大きさのギア
このところ夜遅くまでがんばってたので、なかなかブログ更新できずでした。
けっこう受注が多く、マシニングもフル稼働気味、わたしも2台のマシニングを動かしながらCAMをがんばってるところです。
2週間くらい前に見積もって、音沙汰無いので忘れてましたが突然持ってきて「すぐ欲しい」という中くらいサイズのギア。

こんな感じのものが合計4つ。
軽量化用のφ100抜き穴と、フランジ取り付け用の幅16のスロットを6か所ずつ加工します。
あんましやってる時間無いので、CAMでパパッとプログラミングして、φ100の穴はトレパニングで穴あけしました。
φ18のエンドミルをフルカットで切り込み8mmずつです。
トレパニングはキリコを詰まらせると工具破損しやすいですが、ポケットを掘るよりは時間的にマシなのでこの工法を選択。
なんか、ようやくCAMでプログラミングしたほうが稼げるって実感できるようになってきました。
前は「練習のため」っていいながら手打ちプログラミングでやったほうが早いものもCAMでプログラミングしてましたが、ここ最近はCAMでないとプログラミングできない仕事ばかりだったので、だいぶCAM慣れしました。
ぱっとモデリングして、ぴょいっとジョブつくって、がいーんと加工してます。
2010年02月15日
グリコがやってきた やぁやぁやぁ
わたしはオフィスで事務仕事をするときには、かなりたくさんのおやつを消費します。
おやつ費がコンスタントに 1万円/月 前後と、おやつエンゲル係数はかなり高めで推移しています。
2年くらい前に近くのコンビニがつぶれてしまい、なおかつ通勤距離約6kmの間にはいっさいコンビニがないという、きわめておやつ砂漠な環境であるため、最近はおやつ専用の缶を準備し、その中に備蓄しています。

缶に入れないとネズミに横取りされます。
で、そんなところに天使が舞い降りました。
オフィスグリコ。

田舎の野菜の無人販売と、置きグスリのコンセプトが一緒になったようなものです。
ユーザーは取った分だけお金を入れて、サーバーがあとで補充と代金回収をするという感じのもの。
うわさには聞いていたものの、こんなイナカに来るとは。。。
「やった〜、ついに来た〜っ!」
って喜んでたら、
「そんなに喜んでもらえると、こちらも持ってきた甲斐があります」
とお互いニコニコ。
遠くのコンビニまでおやつを買いに行かなくて済むので、とっても助かります。
。。。おやつを食べないという選択肢は、無いのです。
2010年02月13日
知らんすよ
お客さまから言われました。
「来月とか、もうどうなっても知らんすよ」
めっちゃ仕事が来るということらしいです。
品質要求レベルが極めて高い部品のサプライヤに指名されています。
去年の夏ごろにユーザー評価用に作って提出したチャンピオン品質の部品がとても評判が良かったらしく、並み居る強豪の中で2位の順位を獲得したとのことです。
3位以内に入るとかなりのボリュームの仕事を受注する権利が得られると聞いてレースに参加しました。
。。。あれはたしか1個目は旋盤がヘボくて、マシニングがダサくて、アルマイトでオシャカになり、2個目は旋盤が良くて、マシニングがダメで、アルマイトでオシャカになり、3個目は旋盤とマシニングが良くてアルマイトでオシャカになり。。。とかなり苦労したやつです。
3個ともアルマイトで轟沈するので最終的に4個目はアルマイトは近所のアルマイト屋さんでやるのはあきらめて、お客さまにやってもらって評価用テストピースを完成させました。
というわけで、うちは図面完成までまる投げで受けることができず、機械加工だけで参戦するという中途半端なスタイルながらも2位に入れてもらえました。
得意な分野だけで力を発揮してくれれば良いよ、というかなり温かめな扱いでアレですが、集中できる環境をつくっていただいて期待に応えないわけにもいかないので頑張りたいと思います。
。。。なんかホントにすごい発注量が出るらしいけど、わたし大丈夫かな。
2010年02月11日
くっつく

磁選機っていうもののコア。
ベアリング取り付け部がカジったそうで、修理のために持ち込まれました。
重量は100kgらしいです。
ものすごく強力な永久磁石で、ケイタイもって近づくとすごいことになります。
ビビビっ!ってなります。
本体部はノギスで寸法を測ろうとしてもガツンって持っていかれて測れません。
デジタルノギスは狂いそうだから昔ながらのやつで。
ステンレスなのに、くっついちゃうんですよね。
旋盤に乗っけるときに、すっごい気を遣いました。
へたにくっつけると、人間の力では引きはがせません。
クレーンで引っ張ると、たぶん旋盤が浮き上がる。。。。
というわけで、おそるおそる、よけながら、へんな方向を向かせないように、ってやってたのに、なんかサドルの上のX軸のやつが勝手にハンドルが回って吸い寄せられていく。。。
あわててハンドルをぐっとつかんで止めました。
すごい磁石だ。。。

加工する場所も変なところで、本体とチャックの間にサドルを入れてW軸の台を90度にひねって干渉を避けて、、、とかしました。
キリコもひゅんひゅんコアにくっついて行きます。
こりゃわたしの血液中のヘモグロビンもだいぶ吸い寄せられてますね。
仕事としては簡単だけど、珍しいものでした〜。
薄皮1枚なカッターナイフ
お客さまにブログに掲載しても良いと許可をいただきましたので紹介します。
先週うち作ってた開発品、コレでした。

異形で肉厚が1.0mmのシェルです。
20mm厚さのアルミ板材から削りだしました。
(ホントは15mmくらいでいいけど、手持ちの端材からとった)
で、これは何かというと、カッターナイフのボディです。

切る圧力が調節できるカッターナイフで、何枚か重ねた紙を設定した枚数だけ切ることができます。
3枚重ねて、1番上の1枚だけ切って、下の2枚目にはまったく傷をつけないとか、2枚目まで切って3枚目には傷をつけないとか。
けっこうグニグニと押す力を変えたり、エッジを効かせたりなんかしてもちゃんと設定した枚数だけ切れて、下に傷をつけません。
住宅の内装の職人さんが壁紙を切るときに、下のプラスターボードに傷をつけずに施工できるというのがもともとの用途開発の始まりだそうです。
プラスターボードは傷をつけると割れたり、経年変化や湿度でずれたりするんだそうです。
でも、いろんな用途に応用できそうですね。
お客さまはこれについてすでに特許を取得しています。
わが社はこれの生産について、メジャーな部品を供給する権利をいただきました。
いくつくらい売れるか楽しみですね〜。
先週うち作ってた開発品、コレでした。

異形で肉厚が1.0mmのシェルです。
20mm厚さのアルミ板材から削りだしました。
(ホントは15mmくらいでいいけど、手持ちの端材からとった)
で、これは何かというと、カッターナイフのボディです。

切る圧力が調節できるカッターナイフで、何枚か重ねた紙を設定した枚数だけ切ることができます。
3枚重ねて、1番上の1枚だけ切って、下の2枚目にはまったく傷をつけないとか、2枚目まで切って3枚目には傷をつけないとか。
けっこうグニグニと押す力を変えたり、エッジを効かせたりなんかしてもちゃんと設定した枚数だけ切れて、下に傷をつけません。
住宅の内装の職人さんが壁紙を切るときに、下のプラスターボードに傷をつけずに施工できるというのがもともとの用途開発の始まりだそうです。
プラスターボードは傷をつけると割れたり、経年変化や湿度でずれたりするんだそうです。
でも、いろんな用途に応用できそうですね。
お客さまはこれについてすでに特許を取得しています。
わが社はこれの生産について、メジャーな部品を供給する権利をいただきました。
いくつくらい売れるか楽しみですね〜。
2010年02月09日
なんとかアヘッド
ここ1週間ほどだいぶ夜遅くというか朝早くまで仕事をしていました。
おとといになかなか難しい開発品の製作が完了して、なんとか量産権を獲得しました。
あまりにもタイヘンだったので、試作でもお金をいただくことになりました。。。
将来的にどう成長していくか、とても楽しみなプロジェクトです。
特許までとってるというのだから、きっとホンキなんだと思います。
今日は別に難しくはないものの、3D加工でやたら時間がかかる製品ものをやっつけました。
ロボドリルさんがボールエンドミルでぶーぶー言いながら加工してくれました。
文句は言うけど、ちゃんと加工しておいてくれるからステキ。
あとは金曜日までに金型を2個しあげて、正規サプライヤに指名された製品の第1ロットを片付ければ今週末にスキーにいけます!!
たぶん。
2010年02月05日
朝から朝まで
2月に入ってから特急仕事に加えて超特急の仕事が増えてきました。
お昼ごろに持ってきて今日中に、てのはよくある話です。
けっこう厄介な開発品を 2、3個同時にすすめているので、こちらもなかなか。。。
お昼ごろに持ってきて今日中に、てのはよくある話です。
けっこう厄介な開発品を 2、3個同時にすすめているので、こちらもなかなか。。。
2010年02月02日
ISO9001 2008年版になりました
2月2日にISO9001の維持審査を受け、無事に2008年版へ移行できました。
特急の仕事におされながらも、がんばりました。
2010年02月01日
ひずみませんでした

50 x 62 x 100のSS400ブロックからの削り出しで、2つの壁が□13のところだけでつながってます。
φ25H7の壁2枚通しがあります。
普通は肉をたくさん抜いたあとにH7公差を仕上げるという工程をとるのですが、今日はブロックの時点で先にφ25H7を仕上げてから肉抜きをしました。
そういう気分でした。
壁が開いたり閉じたりひずんでシャフトが通らなくなったら、プレスして通るようにしてやろうという意気込みでした。
でも、ぜんぜんひずまずに、シャフトがさっくり通りました。
壁の倒れも0.02程度。
肉抜きで工具の首下長さが85mmと長く、ゴリゴリ削るのがイヤだったのでコンターで切断したのが良かったのだと思います。
昔コレ↓ をやったときに、ワイヤカットが欲しいと言ったのですが、
http://xn--qckn4dud5e146u9qq.jp/article/109195043.html
いま思うとこれもコンターで切れば良かったなぁと。
刃がブチブチ切れそうではありますが。
ここのところ、安価な設備で良い仕事をするのが自分の中ではやってます。