たしか2週間前に、社員Yさんは始めてNC旋盤をさわったんだとおもったんだけど。。。
もう新人に教え始めています。

おぬしが平成の孔明だったか!
わたしも教えてもらいに行けばいいですか?ヽ(゚∀゚)ノ dj!
いまはこんなの作ってます。

POMという樹脂で、すごく肉が薄いのを作ります。
初めてやる材料なので、機械的性質や摩擦係数などをネットで調べ、かるくネガのチップで削ってみて焼きつくかどうかを調査したのちにドライカットで削ろうということになりました。
とほぼ決まったところで先代社長(わたしの父)が「超硬の刃物で加工すると熱をもって焼きつくから、ピンピンに研いだハイスの刃物でやらないとダメ!」と怪しげな都市伝説を語りましたが、それはスルーして当初の予定通り加工してもらいました。
我が社では
超硬=>熱を持つ
ハイス=>熱を持たない
という物理的な現象の説明を伴わない意見は、どんなに長年の経験をつんだ偉い人の意見でもバカにします。
刃先がシャープでない => 塑性変形熱が大きく、キリコが溶融して焼きつく
と説明し、
「刃物材質は超硬でもハイスでもなんでもいいけど、刃先をシャープにしたまえ。」
と言われれば誰もが納得し、時にはハイスでシャープな刃物を作り始めることもあります。
我が社にとって技術とは、長年の経験に培われた熟練工の感覚ではありません。
そんなものはどうでもよくて、莫大な詰め込み知識をバックボーンに思考実験を繰り返し、仮説をもとにリアルでピンポイント検証し、結果を整理することなくネットワーク接続から取り出し、論理的に他者に説明できることを我が社では良しとします。
ちょっとさわって0.001mmの段差が検知できる熟練工、とかNHKでたまにやってるけど、光学で誰でも視認できるものを、なぜ触って検知する必要がある?
段差は検知できるが、勾配は0.010mmですら検知できまい?
おまえはどうやってその検知のしかたを他者に説明する?
NHKの記者は煙にまけても、○$#※?>&!!
などと熟練工がどーのこーのな特集を見るたびにツッコミをいれてる、ちょっとだけ「坊やだからさ」なところをもっているしまだなのでした〜。(今日のわんこ風)
そんな能力を要求されるので、うちの社員さんは大変なんだ♪
posted by yoshiaki at 23:07
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