2018年02月22日

レオナルド・ダ・ヴィンチと「アンギアーリの戦い」展に行ってきました



妻が「レオナルド・ダ・ヴィンチ展に行ってみよう」と提案してくれたので、「製作者、表現者として良い刺激になるかもね」ということで家族で行ってきました。

http://www.museum.city.nagoya.jp/exhibition/special/past/tenji171001.html


「アンギアーリの戦い」という未完成の壁画についての展示会でした。

IMG_5165.JPG


「レオナルドさん、この構図、なかなかやるやんけ」とアンギアーリの戦いの実物大パネルを鑑賞している娘(1歳1ヶ月)

この壁画についてはリンク先に説明があるので見ていただくとよろしいかと思います。

http://www.chunichi.co.jp/event/davinci/highlight.html


レオナルド・ダ・ヴィンチの名前についてですが、

ヴィンチ   ダ  レオナルド 
ヴィンチ村 出身の レオナルド  

こういうことらしいです。

ダンブラウンの「ダヴィンチコード」って意味わからんことになってますね。
「ヴィンチ村出身の暗号」ですよ。
ダヴィンチの部分は固有名詞として有名だからそれで良いのかも知れないけど、作家としては調査不足感が否めない。


エンジニアの私にとってのレオナルド・ダ・ヴィンチは画家というよりも ”オモシロ機械をたくさん作った人” という予備知識で、どういう人とナリなのかは全然知らずに行ってみたのですが、すごく面白い人でとても良い刺激になりました。


絵画の分野では、見たものを見たまま書くために科学的根拠にもとづいて考察を加えながら描いています。

風景を書く際に遠くのものは空気中の水蒸気によってぼやけて青白っぽくなるのを表現したり(空気遠近法)、人物や物体と空間との境目に マンガのように 輪郭線を描かず、色の層によって境界を表現する(スフマート)などを発祥させたそうです。

当時の宗教画では天使を描くときにアタマの上に光輪を描いたり、金ピカの翼を描くのが ジョーシキ だったらしいですが、レオナルド・ダ・ヴィンチは「え、飛ぶんだったら現実のトリみたいにすごい筋肉でちゃんとした羽根でしょ? 光輪?そんなもん天使だからって有るわけないでしょ。」とか言って発注主の教会の注文通りに描かずにモメて20年くらい裁判したとのこと。(どうなったか知らないけど)

ジョーシキにとらわれずに自分で調べたり考えたり実験したりで、教会の言うことが絶対的な正義だったヨーロッパで当時としては画期的な「科学的根拠」を積み重ねていった初めての「科学者」だったそうです。

人間の骨格を正確にちゃんと描きたいとか言って、人体解剖までしているぐらいです。
しかも、50代になって解剖学を学ぶために、「あなたのほうが解剖学では先輩ですから」と言って20代の若者に弟子入りするぐらいの謙虚さです。

、、、という知識はアンギアーリの戦い展で買ったこの本

IMG_5179.JPG

のマンガの方に載っているのでゼヒ読んで欲しいです。



妻はものすごく興味を持ったらしく、あっという間に読んでしまいました。

けっこう不遇の人で、普通の人が努力によって天才と呼ばれるようになった過程が描かれています。



オモシロ機械を作った人でも有名なレオナルド・ダ・ヴィンチさんですが、これは当時のイタリアの事情が関係していました。

当時のイタリアは日本の戦国時代のようにフィレンツェの国、ナポリの国、ミラノの国みたいに分かれてて、それぞれ領主が居て、お互いにけっこう戦争をしていたそうです。

あと、こういう時代だということも合わせて知っておくと良いと思います。
http://kagakusuru.net/archives/27426/


フランスやトルコからの攻撃に備えて軍事力を高めておきたい領主に取り入るために、「わたし、こんな武器作れるんですよ」と手紙を送ったら「そんならおいでよ」と返事が来てしまったので、それから猛勉強を始めて武器などを考え始めたのがオモシロ機械を作るようになったきっかけのようです。


たくさんの 手稿 と呼ばれるレオナルド・ダ・ヴィンチの機械の設計図面が残っています。


今となっては 図面 で機械の設計をするのはアタリマエなのですが、当時は機械設計は 模型 を使って行なっていたそうです。

小さい木の模型をまず作って、それから鉄や青銅で大きく作って再現するのです。
作りかたを教えるときは、まず分解して組立てて見せる必要があり、部品を作るときも見た目でマネして作るという感じですね。

レオナルド・ダ・ヴィンチは、初めて図面を描いて機械を設計した人ということになります。

しかもその製図方法を広めたのです。

現代科学技術への貢献は計り知れないものがありますね。

紙の上で機械の動作確認ができて(もちろんイメージする能力が要るが)設計を洗練させるスピードを上げ、部品を規格化することでコピー製作を容易にし、技術を積み重ねることができるようになりました。


模型だったら失われて現代には残っていなかったかもしれないですが、スケッチだったからこそ現代にレオナルド・ダ・ヴィンチの機械を復活させることが出来たのです。




この本はレオナルド・ダ・ヴィンチの図面を3Dモデルで再設計したもの。

わたしたちも昭和の手書き図面を日常的に3Dモデル化しています(笑

現代で機械を作るときは、まずコンピュータで3Dモデルを作って、ちょっと先進的な工場では図面を作らずにそのまま部品を機械加工や3Dプリンタで作ります。
あまり先進的ではない工場では2Dの図面に落としてから部品を製作します。

”中世時代は模型を作って設計していた” というフレーズを見て、「それって現代の先進的なほうみたいじゃん」と、実はかえって新鮮に感じました。

ただ、現代はテクノロジーによって3Dモデルをコンピュータ上で作れるようになったので、先述のように図面の良さと模型の良さをどちらも兼ね備えていて、中世の模型製作に逆戻りしてるわけではないんだな、と考察しました。


というわけで、アンギアーリの戦い展と、レオナルド・ダ・ヴィンチの本、おすすめです。


posted by yoshiaki at 11:58 | 愛知 ☀ | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月24日

事務所がCIC(戦闘指揮所)みたいになりました



事務所がイージス艦のCIC(Combat Information Center=戦闘指揮所)みたいになりました。


戦闘指揮所の説明Wikipedia



こんな感じ。

img_0.jpg




動画だとこんな感じ?





まあ、実際はこんな感じなんですけど。

IMG-4784.JPG

円テーブルで向かい合っているので、なんかちょっとカッコいい感じ。


あと、写真にはあえて写しませんでしたが、なかなか大きめサイズで、なかなか高機能のサーバが居ます。

http://xn--qckn4dud5e146u9qq.jp/article/422944021.html

クラウドシステムもけっこう使いますが、レスポンスに問題があるのでやっぱり自前サーバは要りますね。

Evernoteのような文書管理システムと、Slackのようなチャットシステムと、sekasukuという問題解決システムと、Googleカレンダーのようなシステムを、自前のサーバで走らせています。

ISO9001の審査員とかが来て会社の仕組みを見られるたびにいつも言われるのが「なんじゃこのITシステムの集積度は!」です。

だいたい次に「バックアップはちゃんと取ってるんだよね?」って聞かれますね。

もちろん。



それはさておき、なにがCICっぽいのかと言うと、先日導入した生産管理システムがうまく機能しはじめて、仕事の依頼を事務所がCICのようにシステマティックに取り扱えるようになりました。

以下のような手順です。

・仕事の依頼があったら、データベースに諸元入力
・リピート依頼かどうかを判定
・社内だけでやるか、協力会社に応援要請するかを判定
・データベースにある工程パターンを呼び出して適用
・工程に適用する設備リソースを割り付け
・スケジューリングシステムに「うちーかたーはじめー」と展開
・リソース状況を見ながら常にスケジューリングシステムにフィードバック

みたいな感じ。


スケジューリングシステムは以下のような画面です。

IMG-4790.JPG

各設備を担当する社員さんに1人1台ずつPCが配布してあって、このスケジュールを見ながら進めてもらっています。


所有しているすべての機械設備でリソース山積み山崩しをして仕事を順番に並べていき、2ヶ月くらい先まで状況が見通せるようになりました。

多品種少量生産で、さらに溶接や熱処理、表面処理などがあって多工程になっていても大丈夫。

いまは250品目ぐらい同時に走っていますが、問題なく管理ができます。


以前は大量の仕事が来ると、あっちこっちに同時に手を付けて優先順位がワケワカラン感じになっていましたが、いまは、、、そうですね、宮本武蔵がたくさんの敵を相手にするときに、狭いところに敵を連れ込んでタテ1列に並べて1人ずつ倒していく、みたいな感じになってます。

材料の投入時期を工程に合わせて遅らせることができますしね。
DBR(ドラムバッファロープ)っぽく。
http://xn--qckn4dud5e146u9qq.jp/article/441701746.html
http://xn--qckn4dud5e146u9qq.jp/article/441704445.html


お客さまが「この仕事って、何日までに出来る?」と問い合わせてくるのに対してスグに回答ができるようになったので、ウチに頼むべきか、他の会社に頼むべきか、もう材料は送り込んで良いのか、などが決めやすくなったようで、仕事の相談件数が増えました。(リソース状況を見て断ることも多くなりましたが)

お客さまから「いまウチが発注してるヤツ、どういう状況ですか?」と問い合わせを受けたときも、必要部分を抽出したスケジュール表をPDFで渡すだけで全体を通して進捗状況を分かってもらえるようになりました。

個別にあれはどう、これはこう、とメールに書いて報告しなくても良くなったので、とっても便利。

「ここは余裕がありそうだから、もう少し仕事を突っ込んでも良いですか?」とか言われて、自動的に売上げが増えたりします。


材料費や外注費、作業工数などもプロジェクトごとにすぐに集計できるようになって、いままでは会計システムとバラバラに運用されて統合失調症みたいになってたITシステムが、なんか正常に統合された感が出てきました。


もともと優秀だった工場現場のウェポンシステムも、火器管制システムに統合されて戦いやすくなりました。


こんなCICを、、、2人の女子ーズが運用しています。
強い。(*´﹃`*)


いまは生産管理システムだけですが、そのうち設計のCADモデルから部品リスト(BOM)を展開して、そのまま生産管理システムに接続して、会計システムとも統合するシステムにしたいと思います。

mbo1.png

これぐらいになったら、製造システムとしてはご立派なほうですね。


posted by yoshiaki at 13:26 | 愛知 ☀ | Comment(0) | 仕事状況 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月22日

初心 継続 書き初め発表


2018年の会社用の書き初め。
もう何年目の恒例行事なんでしょうか。

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「初心」と妻に書いてもらいました。

初心忘れるべからず、ですね。

順調にいっているときこそ、「お客さまに喜んでもらうために仕事をする」「仕事を通じて社会に貢献する」という初心を忘れないようにします。




もうひとつ、わたし個人の書き初め。

IMG_4567.JPG

これは自分で書いてます。
字が細い。。。

「継続」です。

途中でやめたり諦めたりしないで、「やり続ける」

途中でやめてしまったら失敗で終わってしまいますが、成功するまでやり続けたら成功するしか無いのです。


というわけで、ようやく書き初め紹介できました。

明けましておめでとうございます。

posted by yoshiaki at 23:59 | 愛知 ☔ | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ブログパーツのRSSリンク集 復活させました



左側にブログパーツでRSSリンク集が置いてあったのですが、年末くらいから機能してませんでした。

どうも運営元が潰れたようです。


このRSSリンク集は他のブログへのジャンプ台として沢山のかたが利用されていたようなので、そのまま無くしてしまうと路頭に迷う人が出るかと思って、別のRSSリンク集ブログパーツに差し替えました。


Image1.jpg


画像つきRSSリンク集です。
前のブログパーツと違っていったん経由ページに飛ばされてしまいますが、画像つきで見やすいかなと思います。
記事とは関係無い、ヘンな画像を持ってくることもありますが、ご愛嬌です。


昔のRSSリンク集にあったリストは、もはや取り出せないので同じリストにできませんでした。

このRSSリンク集に載せてほしいご希望のブログがありましたら、コメント欄でおしえてください。


posted by yoshiaki at 15:05 | 愛知 ☔ | Comment(4) | 工具 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする